GUIDE / 科目攻略

令和7年度上期 電験三種 理論の解説と復習順 間違えた問題から見直す

この記事の内容
  1. まず結論 復習は「取れるはずだった問題」から始める
  2. 令和7年度上期 理論の問別復習表
  3. 復習の入口1 公式や手順を知っていれば取れた問題
  4. 復習の入口2 考え方の流れが曖昧で止まった問題
  5. 復習の入口3 今は保留でもよい問題
  6. 解説は「問題単位」より「復習目的」から読む
  7. 復習メモは3行で十分
  8. カコトレで復習順を作る意味
  9. まとめ

令和7年度上期の理論を解いたあと、手元に残るのは できた問題 と できなかった問題 の一覧です。ここで多くの人が止まります。間違えた問題が多いほど、どこから復習すればいいか分からなくなるからです。

そこでこの記事では、令和7年度上期の理論を題材にしながら、解説を読む順番 と 復習順の決め方 を整理します。目的は、全部の問題をもう一度最初から見直すことではありません。次の1週間で何を直すかを決めることです。

公式の問題と解答は、電気技術者試験センターの 第三種電気主任技術者試験の問題と解答 で確認できます。この記事では、公式問題を確認しながら復習する前提で、問題文の転載ではなく、出題テーマの分類と復習順に絞って説明します。公式情報の確認日は 2026-04-24 です。

まず結論 復習は「取れるはずだった問題」から始める

取れるはずだった問題と保留問題を分ける復習入口の整理図

過去問の復習では、難問から手を付けるより、取れるはずだったのに落とした問題 を最初に拾うほうが効果が出やすいです。

令和7年度上期の理論でも、見直しの入口は次の3つに分けると整理しやすくなります。

  1. 公式や手順を知っていれば取れた問題
  2. 考え方の流れが曖昧で止まった問題
  3. 今は保留でもよい重い問題

この順番で復習すると、今すぐ点になる部分 と 後で腰を据えてやる部分 が分かれます。

令和7年度上期 理論の問別復習表

令和7年度上期の理論は、静電気、磁気、直流回路、交流回路、過渡現象、電子回路、計測などが混ざっています。問番号順に全部を読み直す前に、次のように大きく分類すると復習しやすくなります。

復習分類 対象になりやすい問 まず見るポイント 次につなぐ記事
静電気・コンデンサ 問1、問2、問12、問17 電荷、電圧、静電容量、電界の関係を取り違えていないか コンデンサ問題の解き方
磁気・電磁力 問3、問4 磁束、起磁力、電流が作る磁界、力の向きを整理できているか 理論公式10選
直流回路 問6、問7 合成抵抗、分流、端子間の見方、スイッチ条件を読めているか 理論公式10選
交流・三相交流 問8、問9、問15 実効値、位相、インピーダンス、三相電力を分けているか 交流回路とフェーザの見方
過渡現象 問5、問10 スイッチ直後、十分時間後、時定数を分けて見られているか 過渡現象で迷わない見方
電子回路・計測・単位 問11、問13、問14、問16、問18 仕組みの理解で止まったのか、公式や単位の暗記で止まったのか 必要に応じて基礎テキストへ戻る

この表は、正答番号を覚えるための表ではありません。どの論点を次に直すか を決めるための表です。例えば、問9や問15で止まったなら、交流回路や三相交流をまとめて戻すほうが効率的です。問5と問10で止まったなら、別々に読むより、過渡現象としてまとめて見たほうが理解しやすくなります。

復習の入口1 公式や手順を知っていれば取れた問題

最初に拾うべきなのは、難問ではなく、見たことがあるのに取り切れなかった問題 です。

例えば次のような落とし方です。

  • 単位変換で崩れた
  • 途中式は合っていたのに最後の計算で外した
  • 交流回路や電力計算で、使う式の選択を迷った

このタイプは、理解不足というより 再現手順が安定していない ことが原因です。だから復習では、長い解説を読むより、次の3点を短く切り出すほうが効きます。

  • 何の分野だったか
  • どの式を使う問題だったか
  • どこで判断を間違えたか

この分類に入る問題は、すぐに解き直し候補へ入れます。目安は、解説を読んだ瞬間に「これは知っていた」と感じる問題です。知識がゼロだった問題より、こうした取りこぼしのほうが短期間で点に戻りやすいからです。

復習の入口2 考え方の流れが曖昧で止まった問題

次に見るべきなのは、式は知っているのに、どの順で考えればいいか分からなかった問題 です。

理論で止まりやすいのは、単純な暗記ではなく、考える順番が要る問題です。例えば、

  • 複素数とベクトルの扱い
  • 交流回路の関係整理
  • 等価回路や回路の読み替え

のような論点です。

この層の復習では、正答を覚えることより、解説の骨組み を拾うことが重要です。解説を読むときは、文章を全部追うより、次の3点だけメモするとかなり整理できます。

  • 最初に何を置いたか
  • どの式に落としたか
  • 最後に何を比較したか

理論は、正解の数を増やすだけでなく、迷う時間を減らす ことが点数に直結します。

このタイプは、同じテーマの記事へ横移動すると復習しやすくなります。例えばコンデンサで止まったなら コンデンサ問題の解き方 を先に読み、交流の関係整理で止まったなら 交流回路とフェーザの見方 へ進む、という流れです。年度別の解説だけで完結させず、テーマ別の記事へ戻すと理解の穴を埋めやすくなります。

復習の入口3 今は保留でもよい問題

全部をすぐ理解しようとしないことも大切です。

過去問には、今の段階では後回しでよい問題もあります。例えば、

  • 1問に時間がかかりすぎる問題
  • 複数の論点が重なっている問題
  • いまの基礎段階では説明を読んでも重い問題

こういう問題を最初に抱え込むと、復習が前に進みません。いったん保留箱へ置いて、先に 取れるはずだった問題 と 考え方が曖昧だった問題 を固めるほうが、結果的に全体の理解が進みます。

保留にする基準は、10分考えても解説の1行目に戻れない問題 です。保留は捨てることではありません。先に基礎と頻出型を戻してから、もう一度読むために後回しにするだけです。

解説は「問題単位」より「復習目的」から読む

取りこぼし修正から次年度へつなぐ解説の読み方を整理した図

年度別の解説や問題ページを使うときにありがちなのは、1問目から順番に追いかけてしまうことです。もちろんそれでも勉強にはなりますが、復習効率はあまり高くありません。

おすすめは、解説を 目的別の入口 として読むことです。

入口1 取りこぼしの修正

最初は、取れるはずだった問題だけを集めて確認します。ここで点が戻ると、学習の手応えも出ます。

入口2 頻出テーマの再確認

次に、同じ分野で止まった問題をまとめて見ます。1問単位でなく、回路 電力計算 複素数 のようにテーマで見ると、弱点がはっきりします。

入口3 次の年度へつなぐ

復習が終わったら、そのまま次の年度や近いテーマへ進みます。過去問の価値は、1年分で完結することではなく、次へつながることにあります。

復習メモは3行で十分

理論の復習でノートを作り込みすぎると、復習そのものが止まりやすくなります。まずは、間違えた問題ごとに次の3行だけ残せば十分です。

メモすること 書き方の例
分類 コンデンサ、交流、過渡、電子回路など
止まった理由 公式を選べなかった、条件を読み落とした、計算で崩れた
次にやること 同テーマを1問だけ解き直す、公式表を確認する、保留にする

この3行が残っていれば、次にカコトレや参考書へ戻るときに迷いません。逆に、長い反省文を書いても、次の行動が決まらなければ復習の効果は薄くなります。

カコトレで復習順を作る意味

カコトレ のような過去問導線を使う意味は、単に問題を読むためだけではありません。年度や科目を切り替えながら、どの論点で止まったか を見返しやすいことにあります。

理論の復習では、1問ずつ完璧にするより、次の3つが分かることのほうが重要です。

  • どの問題をすぐ直すか
  • どのテーマが弱いか
  • 次にどの年度へ触るか
理論の問題と解説を行き来するkakotreのスクリーンショット
旧ブログ掲載時の画面です。現在のデザイン・機能とは異なる場合があります。

現在のカコトレでも、年度や科目で絞りながら問題と解説へ触れられるので、復習順を作る入口としては十分使えます。

令和7年度上期の理論を解いたあとなら、まずは間違えた問題を 静電気・コンデンサ、交流・三相交流、過渡現象 のように分類し、近いテーマから解き直す流れを作ってください。

まとめ

令和7年度上期の理論を復習するときは、全部を同じ重さで見直さないことが大切です。

  • 取れるはずだった問題を最初に拾う
  • 考え方が曖昧だった問題を次に整理する
  • 重い問題は保留に回す
  • 解説は、問題順ではなく復習目的から読む
  • 問番号ごとに論点を分類し、テーマ別記事や次年度の問題へつなぐ

過去問の復習は、全部読むこと より 次に直す順番を決めること が先です。もし今、令和7年度上期の理論を解いたあとで手が止まっているなら、まずは問別復習表を見ながら、取れるはずだった問題を3問だけ拾うところから始めてみてください。

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