第三種電気主任技術者・2023年度 上期・法規

2023年度 上期 法規 問13(a)

人家が多く連なっている場所以外の場所であって、氷雪の多い地方のうち、海岸地その他の低温季に最大風圧を生じる地方に設置されている公称断面積60 mm²,仕上り外径15mmの6600V屋外用ポリエチレン絶縁電線 (6600 VOE)を使用した高圧架空電線路がある。この電線路の電線の風圧荷重について「電気設備技術基準の解釈」に基づき、次の(a)及び(b)の問に答えよ。
ただし、電線に対する甲種風圧荷重は980Pa,乙種風圧荷重の計算で用いる氷雪の厚さは6mmとする。

低温季において電線1条、長さ1m当たりに加わる風圧荷重の値[N]として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

出典:第三種電気主任技術者 2023年度 上期 法規 問13(a)

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正答:(3)

要点

正解は(3)。風圧荷重は、地域条件から甲種・乙種のどちらを採用するかを決め、電線径と圧力から単位長さ当たりの荷重を求めます。

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正解は(3)です。
この問題では、氷雪の多い地方かつ低温季に最大風圧を生じる地方であるため、甲種と乙種を比較して大きい方を採用します。

設問(a)
設置場所は「氷雪の多い地方」かつ「海岸地その他低温季に最大風圧を生じる地方」です。この場合、低温季の風圧荷重は「甲種」と「乙種」の大きい方を採用します。
・甲種風圧荷重 WAW_A:
980 Pa×0.015 m=14.7 N/m 980 \, \text{Pa} \times 0.015 \, \text{m} = 14.7 \, \text{N/m}
・乙種風圧荷重 WBW_B:
氷雪厚さ6mmにより、径は 15+6×2=27 mm15 + 6 \times 2 = 27 \, \text{mm} となる。
乙種の圧力は甲種の0.5倍(490Pa)で計算する。
490 Pa×0.027 m=13.23 N/m 490 \, \text{Pa} \times 0.027 \, \text{m} = 13.23 \, \text{N/m}
・比較:
14.7>13.23 14.7 > 13.23 なので、大きい方の 14.7 N/m を採用します。

設問(b)
乙種が適用される(乙種 > 甲種となる)条件を求めます。
電線外径を dd [m] とすると、
甲種荷重 FA=980d F_A = 980d
乙種荷重 FB=490(d+0.012) F_B = 490(d + 0.012) (氷雪厚さ6mm ×\times 2 = 12mm加算)
FB≥FA F_B \ge F_A となる条件は、
490(d+0.012)≥980d 490(d + 0.012) \ge 980d
d+0.012≥2d d + 0.012 \ge 2d
d≤0.012 m=12 mm d \le 0.012 \, \text{m} = 12 \, \text{mm}
したがって、仕上り外径が12mm以下の場合に乙種が適用されます。選択肢の中でこの条件を満たす最も大きい値は 12 です。
以上より、選択肢(3)が正解です。

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