第三種電気主任技術者・2013年度・機械
2013年度 機械 問4
二次電流一定(トルクがほぼ一定の負荷条件)で運転している三相巻線形誘導電動機がある。滑り 0.01 で定格運転しているときに、二次回路の抵抗を大きくしたところ、二次回路の損失は30倍に増加した。電動機の出力は定格出力の何 [%] になったか、最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
出典:第三種電気主任技術者 2013年度 機械 問4
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正答:(4)
要点
正解は(4)。出力の比率は:は Pout1Pout2=0.99P20.7P2≈0.707 です。
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誘導電動機のトルク T は、同期ワット P2(二次入力)に比例します。問題文より「トルクがほぼ一定」なので、二次入力 P2 は一定と考えられます。
二次回路の損失(二次銅損)Pc2 は、滑り s と二次入力 P2 の積で表されます(Pc2=sP2)。
初期状態(定格運転時)の滑りを s1=0.01 とすると、二次銅損は Pc2_1=0.01P2 です。
二次抵抗を増加させた後の二次銅損 Pc2_2 は30倍になったので、
Pc2_2=30×Pc2_1=30×0.01P2=0.3P2
この時の滑り s2 は、Pc2_2=s2P2 より、s2=0.3 となります。
機械的出力 Pout は Pout=(1−s)P2 で表されます。
定格時の出力 Pout1=(1−0.01)P2=0.99P2
変化後の出力 Pout2=(1−0.3)P2=0.7P2
出力の比率は:
Pout1Pout2=0.99P20.7P2≈0.707
したがって、約 70% となります。