第三種電気主任技術者・2022年度 下期・電力
2022年度 下期 電力 問16(b)
電線1線の抵抗が6Ω, 誘導性リアクタンスが4Ω である三相3線式送電線について、次の(a)及び(b)の問に答えよ。
受電端に接続する負荷の条件を、遅れ力率60%,三相皮相電力65 MV・Aに変更することになった。この場合でも、受電端電圧を60kV,送電線での電圧降下率を受電端電圧基準で10%に保ちたい。受電端に設置された調相設備から系統に供給すべき無効電力の値 [Mvar] として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
出典:第三種電気主任技術者 2022年度 下期 電力 問16(b)
回答を選ぶ
選択すると結果を表示見直しを保存するには、設定で端末内の記録をONにしてください。
正答・解説を確認する
正答:(2)
要点
正解は(2)。65MVA・力率0.6の無効電力から調相設備の無効電力を差し引き、同じ電圧降下条件を満たす容量を逆算します。
詳細解説を読む
負荷 S′=65 MV⋅A、力率 cosθ′=0.6。
有効電力 P=65×0.6=39 MW。
負荷の無効電力 QL=65×1−0.62=65×0.8=52 Mvar。
電圧降下条件は同じなので、ΔV=6 kV。
電圧降下式(電力使用):ΔV≈VrPR+QnetX
ここで Qnet=QL−Qc(Qcは調相設備の供給無効電力)。
単位を合わせるため、P,Qを[MW, Mvar]、Vを[kV]とすると ΔVも[kV]で計算可能。
6=6039×6+(52−Qc)×4
360=234+4(52−Qc)
126=208−4Qc
4Qc=208−126=82
Qc=20.5 Mvar
よって(2)。