第三種電気主任技術者・2017年度・機械

2017年度 機械 問15(b)

定格出力15kW,定格電圧400V,定格周波数60Hz, 極数4の三相誘導電動機がある。この誘導電動機が定格電圧、定格周波数で運転されているとき、次の(a)及び(b)の問に答えよ。

この誘導電動機が巻線形であり、全負荷時の回転速度が1746 min⁻¹であるものとする。二次回路の各相に抵抗を追加して挿入したところ、全負荷時の回転速度が1455 min⁻¹となった。ただし、負荷トルクは回転速度によらず一定とする。挿入した抵抗の値は元の二次回路の抵抗の値の何倍であるか。最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

出典:第三種電気主任技術者 2017年度 機械 問15(b)

回答を選ぶ

選択すると結果を表示

見直しを保存するには、設定で端末内の記録をONにしてください。

次の問題へ →
正答・解説を確認する

正答:(3)

要点

正解は(3)。同期速度 NsN_s は、 全負荷時のすべり s1s_1 は、 抵抗挿入後の速度 N2=1455N_2 = 1455 におけるすべり s2s_2 は、 トルク一定負荷の場合、比例推移の法則により sr2\dfrac{s}{r_2} が一定となる(r2r_2は二次抵抗)。

詳細解説を読む

同期速度 NsN_s は、
Ns=120fp=120×604=1800 [min−1] N_s = \dfrac{120 f}{p} = \dfrac{120 \times 60}{4} = 1800 \, [\text{min}^{-1}]
全負荷時のすべり s1s_1 は、
s1=Ns−N1Ns=1800−17461800=541800=0.03 s_1 = \dfrac{N_s - N_1}{N_s} = \dfrac{1800 - 1746}{1800} = \dfrac{54}{1800} = 0.03
抵抗挿入後の速度 N2=1455N_2 = 1455 におけるすべり s2s_2 は、
s2=1800−14551800=3451800≈0.1917 s_2 = \dfrac{1800 - 1455}{1800} = \dfrac{345}{1800} \approx 0.1917
トルク一定負荷の場合、比例推移の法則により sr2\dfrac{s}{r_2} が一定となる(r2r_2は二次抵抗)。
追加抵抗を RR、元の二次抵抗を r2r_2 とすると、
s1r2=s2r2+R \dfrac{s_1}{r_2} = \dfrac{s_2}{r_2 + R}
r2+Rr2=s2s1=345/180054/1800=34554≈6.389 \dfrac{r_2 + R}{r_2} = \dfrac{s_2}{s_1} = \dfrac{345/1800}{54/1800} = \dfrac{345}{54} \approx 6.389
1+Rr2=6.389 1 + \dfrac{R}{r_2} = 6.389
Rr2=5.389 \dfrac{R}{r_2} = 5.389
したがって、挿入した抵抗は元の抵抗の約5.4倍である。

関連問題