第三種電気主任技術者・2019年度・理論

2019年度 理論 問15(b)

図のように、平らで十分大きい導体でできた床から高さ hh [m]の位置に正の電気量 QQ [C]をもつ点電荷がある。次の(a)及び(b)の問に答えよ。ただし、点電荷から床に下ろした垂線の足を点O、床より上側の空間は真空とし、床の導体は接地されている。真空の誘電率を ε0\varepsilon_{0} [F/m] とする。

点電荷は床表面に現れた面電荷から鉛直方向の静電吸引力 FF [N] を受ける。その力は床のない状態で点Oに対して点電荷と対称な位置に固定した電気量 −Q-Q [C]の点電荷から受ける静電力に等しい。FF [N]に逆らって、点電荷を高さ hh [m] から zz [m] (ただし h<zh < z) まで鉛直方向に引き上げるのに必要な仕事 WW [J]を表す式として、正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。

2019年度 理論 問15(b)の問題図1

出典:第三種電気主任技術者 2019年度 理論 問15(b)

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正答:(3)

要点

正解は(3)。問題文の条件より,床表面に誘導される面電荷による吸引力は,点Oに固定した電気量 −Q4 -\dfrac{Q}{4} の点電荷から受ける力と等価に扱える。したがって点電荷を高さ hh から zz へ引き上げる仕事は,この等価電荷が作る電位の変化だけを用いて より, となり(3)。

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問題文の条件より,床表面に誘導される面電荷による吸引力は,点Oに固定した電気量 −Q4 -\dfrac{Q}{4} の点電荷から受ける力と等価に扱える。したがって点電荷を高さ hh から zz へ引き上げる仕事は,この等価電荷が作る電位の変化だけを用いて
V(r)=−Q16πε0r V(r)=-\dfrac{Q}{16\pi \varepsilon_{0}r}
より,
W=Q(V(z)−V(h))=Q216πε0(1h−1z) W=Q\left(V(z)-V(h)\right)=\dfrac{Q^{2}}{16\pi \varepsilon_{0}}\left(\dfrac{1}{h}-\dfrac{1}{z}\right)
となり(3)。

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